パルスサーベイ
入門編
パルスサーベイの質問項目例30選|従業員の声を適切に把握・調査するためのポイントとともに解説!
August 10, 2023

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こんにちは、ColereのEliです。キャンプの準備をするワクワク感がたまりません。どんなものを作って食べようかな?食欲旺盛な私ですが、準備もまた醍醐味の一つですね☆

さて、従業員の声を即座に把握したいと考える組織が増えています。その中で注目されているのが「パルスサーベイ」です。従業員の意識や実態を継続的に調査することで、組織の成長に役立てることができます。今回はそんなパルスサーベイの品質を左右する質問設計のポイントについて、具体的な質問例を挙げつつ紹介します。

パルスサーベイとは?

パルスサーベイとは?

パルスサーベイとは、短期間ごとに従業員の意識や実態を調査することを目的としたサーベイ方法です。一般的な従業員満足度調査とは異なり、パルスサーベイは継続的・定期的に実施されるのが特徴です。

パルスサーベイの概要

パルスサーベイの概要

パルスサーベイは、名称の「パルス」が示すように、組織の「脈拍」を感じ取るためのものです。短い質問項目で継続的に従業員の声を拾い上げ、組織の現状をリアルタイムで把握することができます。従業員からの回答を集め、組織の健全性や問題点を迅速に特定し、適切な対応を行うための基盤となります。

パルスサーベイのメリット・デメリット

パルスサーベイのメリット・デメリット

メリットとしては、組織内の変化を迅速に把握し、必要な施策を素早く実施することができます。また、従業員からの回答を即時に集めることで、組織の課題や問題点を的確に掴むことが可能です。一方、デメリットとしては、実施頻度が高いため、従業員の負担やアンケート疲れを引き起こす可能性があること、また、短期的な結果に組織が左右される恐れもあることです。

パルスサーベイ実施時の注意点

パルスサーベイ実施時の注意点

頻繁にサーベイを実施する場合、従業員からの回答意欲の低下や調査品質の低下が懸念されます。そのため、質問項目の選定やサーベイの頻度、そして結果を基にした具体的なアクションプランの検討が重要です。


パルスサーベイが活用される場面・用途例

パルスサーベイが活用される場面・用途例

パルスサーベイの実施頻度や内容は多岐にわたるため、企業ごとのニーズに合わせて柔軟に適用することが可能です。以下に、具体的な活用場面・用途例を詳細に紹介いたします。

パルスサーベイの活用場面例①:新入社員のオンボーディング

パルスサーベイが活用される場面・用途例①

新入社員の受け入れをスムーズにできるかどうかは、その後の組織への貢献や長期的な離職率に大きく関わる観点です。この重要なタイミングでパルスサーベイを実施することで、新入社員の不安や疑問、学びのニーズをタイムリーに把握することができます。質問項目は、オンボーディングプログラムの内容や環境適応度、先輩社員とのコミュニケーションなど、多角的にアプローチすることが推奨されます。適切な回答を得ることで、新入社員を支援する施策を速やかに検討・実施することができます。

パルスサーベイの活用場面例②:従業員のストレスチェック

ぱるパルスサーベイが活用される場面・用途例②

現代の労働環境は多様化し、従業員それぞれが様々なストレスを抱えて働いています。そのストレスを適切に把握・対応するために、パルスサーベイを実施する事例もあります。パルスサーベイによって従業員のメンタルヘルス状態や業務に関する負担感を定期的に確認することが可能です。質問項目は、業務量、チーム内のコミュニケーション、仕事と私生活のバランスなどを中心に設定することで、必要なケアやサポート、組織内の風土改善策を考えるきっかけにできます。

パルスサーベイの活用場面例③:離職兆候・リスクの発見

パルスサーベイが活用される場面・用途例③

従業員の離職は、組織にとって大きな損失となり得ます。特に優秀な従業員の退職は、組織の競争力低下に直結します。パルスサーベイを実施することで、従業員の離職兆候や不満を早期に把握し、適切な対応を行うことが可能です。質問項目としては、職務の満足度、キャリアパスの明確さ、報酬や評価に関する感じ方などが考えられます。回答の中で共通する課題や要望を発見し、それに対する施策を速やかに検討・実施することが重要です。

パルスサーベイの活用場面例④:人事戦略・施策の効果検証

パルスサーベイが活用される場面・用途例④

組織が実施している人事戦略・施策について、従業員の声を元にして効果を評価・検証することが重要です。新たな研修プログラムの導入や福利厚生の改善など、さまざまな取り組みの効果を、パルスサーベイで確かめることができます。質問項目は、施策の知識度、実際の利用状況、施策に対する評価などを中心に設定することが推奨されます。回答を基に、施策の改善点や新たなニーズを把握し、より効果的な人事戦略を組み立てる手助けとなります。

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パルスサーベイの質問設計ポイント

パルスサーベイの質問設計ポイント

従業員が感じている問題・意見を適切に引き出すために、パルスサーベイの質問設計は非常に重要です。以下では、質問を設計する上での3つのポイントを詳しく解説いたします。

パルスサーベイの質問設計ポイント①:全従業員が該当する内容にする

パルスサーベイの質問設計ポイント①

質問内容は、全従業員が自身の経験や感じていることに焦点を当てることが重要です。具体的な例としては、部署や役職に依存しない内容を心掛け、一般的な業務環境や組織文化に関連する質問を中心に設定すると良いでしょう。

パルスサーベイの質問設計ポイント②:質問数は5~15問に厳選する

パルスサーベイの質問設計ポイント②

パルスサーベイの目的は、短時間で従業員の意識や状態を把握することです。したがって、質問数は5~15問程度に限定し、重要なテーマや項目に絞り込むことが必要です。多すぎると回答者の負担が増え、質の高い回答を得られなくなるリスクがあります。

パルスサーベイの質問設計ポイント③:定点観測できるようにする

パルスサーベイの質問設計ポイント③

質問内容は、一定期間ごとに変わらず実施できるものを選び、時系列での変化を定点観測できるよう心掛けることが重要です。これにより、組織改善活動の効果や、新たな問題などを効果的に測定・把握できます。

パルスサーベイの質問項目例【一般用】

パルスサーベイの質問項目例【一般用】

組織内の日常業務や意識を調査する際に適したパルスサーベイの質問項目をご紹介します。従業員の回答をもとに、組織の現状や課題を正確に把握することができます。

パルスサーベイの質問項目例①:会社に関する質問

パルスサーベイの質問項目例①【一般用】

組織のビジョンや文化をどの程度社員が理解・共感しているかを調査するものです。

  • 会社のビジョンに共感していますか?
  • 会社の経営方針について理解していますか?
  • 会社の価値観や文化に誇りを感じていますか?
  • 組織としての成長を感じていますか?
  • 会社の取り組みや活動を友人や家族に自慢したいと思いますか?

パルスサーベイの質問項目例②:職場に関する質問

パルスサーベイの質問項目例②【一般用】

職場環境やコミュニケーションの質を調査するものです。

  • 職場の環境は快適だと感じますか?
  • 職場でのコミュニケーションは適切に行われていますか?
  • チームの連携やサポートが十分だと感じますか?
  • 職場の雰囲気や文化は良好だと感じますか?
  • 職場での意見や提案が受け入れられていると感じますか?

パルスサーベイの質問項目例③:業務に関する質問

パルスサーベイの質問項目例③【一般用】

業務の内容や評価方法に関する社員の意識を調査するものです。

  • 現在の業務内容に満足していますか?
  • 業務の難易度は適切だと感じますか?
  • 業務に関するフィードバックは十分に受け取れていますか?
  • 業務での成果が適切に評価されていると感じますか?
  • 業務に関する必要な情報やリソースが適切に提供されていますか?

パルスサーベイの質問項目例【ヘルスチェック用】

パルスサーベイの質問項目例【ヘルスチェック用】

従業員の健康やメンタル面に関する情報を把握するための質問項目をご紹介します。従業員のメンタルヘルスやハラスメントに関する認識を明確にすることができます。

パルスサーベイの質問項目例①:従業員満足度に関する質問

パルスサーベイの質問項目例①【ヘルスチェック用】

社員の職場に対する満足度やモチベーションを調査するものです。

  • 現在の職場環境に満足していますか?
  • あなたの努力や成果が適切に評価されていると感じますか?
  • 会社の取り組みや方針に対して満足していますか?
  • 同僚や上司との関係は良好だと感じますか?
  • 仕事の成果や評価に対するフィードバックは適切だと感じますか?

パルスサーベイの質問項目例②:メンタルヘルスに関する質問

パルスサーベイの質問項目例②【ヘルスチェック用】

社員のメンタルヘルスの状態や職場のストレスを調査するものです。

  • 業務に対するストレスを感じていますか?
  • 職場でのメンタルヘルスのサポートは十分だと感じますか?
  • 仕事のストレスが原因で身体的な不調を感じたことはありますか?
  • 職場でのメンタルヘルスの研修や情報提供は適切だと感じますか?
  • 必要なサポートやカウンセリングを受けることができますか?

パルスサーベイの質問項目例③:ハラスメントに関する質問

パルスサーベイの質問項目例③【ヘルスチェック用】

職場でのハラスメントの認識や経験を調査するものです。

  • 職場でハラスメントを経験したことはありますか?
  • ハラスメントに関する研修や情報提供は適切だと感じますか?
  • 職場でのハラスメントに対する取り組みや対策は十分だと感じますか?
  • ハラスメントに関する相談窓口やサポートは十分に提供されていますか?
  • 職場のハラスメントに対する意識や認識は十分だと感じますか?


パルスサーベイの質問項目と質問設計時のポイントまとめ

いかがでしたでしょうか。組織課題や従業員ニーズを正確に掴むためには、パルスサーベイの適切な質問設計が不可欠です。質問内容はすべての従業員が関連するものを選び、質問数は適切な範囲に保ち、定点観測が可能なものを選定することが重要です。これらのポイントを活かし、組織の成長と従業員の満足度向上を目指しましょう。

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